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2016.12.14

利用者の生活全般をサポートする介護福祉士

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上位資格としての介護福祉士

介護福祉士は1987年に誕生した、介護の仕事で唯一の国家資格です。そのため、介護の仕事を続けキャリアアップを考えるのであれば是非とも取得し、就任した方が良い仕事と言えるでしょう。介護の仕事の入門資格としては介護職員初任者研修が有名ですが、その資格の上位資格と言えます。なお、特に近年は看護と介護の仕事の切り分けなどを行うためにその資格を取得するための教育カリキュラムも変化してきており、資格を取得するためには実習が重視されています。

利用者の生活全般をサポートする介護福祉士

増加し続ける介護の需要

またこれは介護福祉士に限ったことではありませんが、介護の仕事はとてもニーズが高まっています。2025年問題など高齢者や後期高齢者の人数と人口に占める割合の増加に社会の関心が高まっていますが、これらの方々の介護ニーズが高いためです。これらの方々を専門の職員や施設のサポートなしに介護しようとした場合、その負担は大変なものがあります。実際に親の介護の必要があるにも関わらず、適切な介護施設が見つけられないために仕事を辞めて自分が介護をしなければならない介護退職が社会問題になり始めています。
こうした事例が続出してしまうことは社会としても耐えられることではないため、介護施設の増加や介護福祉士などの専門職員の増加には大変なニーズがあるのです。そのため介護福祉士の有資格者や、今は資格を持っていなくとも資格の取得に意欲的な人材は転職の際に求人に困るということは無いでしょう。

利用者の生活全般をサポートする介護福祉士

生活全般をサポートする役割

なお介護福祉士の仕事と言えば一般的には高齢者向けの介護がイメージされがちですが、それだけではありません。高齢者以外にも介護を必要としている人は世の中には大勢いて、例えば障害者向けの施設などでの仕事もあります。
またその仕事内容も様々です。移動が困難な人の移動の介助や、うまく体を動かせない人のための入浴や食事、それに着替えや排泄などの介助といった生活のサポートも重要な仕事の一部です。またそれ以外にもサービス利用者の精神面のフォローや交流相手となることも大切です。それにそういった精神面でのフォローを求めているのは介護サービスの利用者本人だけではありません。その家族も身内の介護には精神的な負担が大きく、情報不足になりがちという悩みが多く相談や助言の相手を求めています。そういったニーズに応えることも介護福祉士の重要な仕事なのです。広い意味で相手の生活全般をサポートする仕事と言えるでしょう。

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