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戦後のベビーブーマー世代と言われる団塊世代は2023年から2025年にかけて75歳になるため、後期高齢者の人数と比率が突発的に高まってしまいます。後期高齢者は認知症の発症率が上がるなど介護や医療を必要とする場合が多いため、現状の体制のままでは介護や医療の現場がニーズの増加に対応しきれないかもしれないと言われています。
今、医療業界は人材不足に悩まされています。それと言うのも日本社会の高齢化は世界でもトップクラスのスピードで進んでいるため、高齢者を中心に医療や介護に関する需要が激増しているからです。このまま医療現場の人材不足が進めば近い将来深刻な問題に発展する可能性も高く、社会の危機と言えるでしょう。
特に調剤薬局を見ていると薬剤師は棚から薬を出すだけではないのかと思うことがあるかもしれませんが、その認識は誤っています。薬には副作用もありますし、同じ薬効でも薬によって値段などが異なるため、患者の方の体調や考え方に合わせて調剤を変える必要があり、薬剤師は薬と患者の架け橋になっているのです。